宿

北海道

メンバー

CL・気象
SL・装備
EL
会計・医療
記録
杉浦 健介
佐竹 広信
小松 祥之
瀧平 明日
西口 あかね
3回生
2回生
1回生
1回生
1回生

総観

合宿の始めと終わりは天候が悪かったものの、天気には恵まれた合宿であった。 近年、大雪山への登山者が増加傾向であり、また高山植物の保護のため随所にロープが張られており、行程も比較的順調に進んだ。今回は昨年と違い、男女混合のパーティーであったため、行程時間は昨年よりかなりかかっているが、次回行くパーティーはこの時間を参考にしてほしい。全体を通して歩きやすい道は歩きやすいが、クマザサやハイマツ帯、岩場などになると確実にスピードが落ちるため、それらが苦手なメンバーがいるパーティーは時間がかかるかもしれない。 コースは特に迷うようなところは無いが、ヒサゴ沼からの雪渓を巻く岩場の登りはペンキがなく、濃霧時は注意するように。また雨によって地面が削られ、崩れやすくなっている場所が多いため気をつけて欲しい。ハイマツ・クマザサ帯、岩場、ガレ場、ザレ場、ぬかるみ、急坂などさまざまな地形があるので歩行技術を磨く良い経験になると思う。 今回、怪我が起こった三川台~双子池キャンプ地間は特に気をつけてほしい。エスケープをしようにもルート上一番深い場所であるため動きにくく、転倒しやすく、クマ出没要注意箇所であるため、かろうじて電波はつながるが、もし足の怪我である場合は今回のように救助を要請するしかない状況となるであろう。今回ヘリコプターを要請した際も、当初地上からも救助者が来ていただける予定であったが、ヘリコプターの方が早く確実であるということでヘリコプターのみの救助となった。ヘリコプターの救助場所としては広くて上空から確認できる場所がよく、ガスの時は出動できない。ヘリコプターによる風が強いためテントはたたんでおくべき。付き添いは乗れないが、メインザックなどの不要物などはまとめて回収してもらえる。また、今回は5リットルほどの水を頂く事ができた。 大雪山における怪我は転倒によるものが一番多く、行きかう登山者も少ない。気温も夜間は半袖では寒いと感じるくらい下がるので気をつけよう。


     

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