北アルプス 表銀座 | |||
メンバー
総観 今回の合宿は、入山して数日は快晴に恵まれたが、合宿の中盤に天気が崩れがちになった。最終日の前日には稜線上で雷が鳴ることがあり、ひやりとした場面があった。1日目は、折立から太郎平を目指した。折立から三角点(1870,6)までは樹林帯が続く。そこから太郎平までは石段と石畳が続き、ところどころ木道が敷いてある。開けた道となっており登りやすい。 2日目は、薬師峠キャンプ場からケルンまでは、岩場の登りが続く。帰りの下りの際は転倒に注意。沢が道の横を流れており、増水時は注意が必要。ケルンをすぎると短い木道があり、そのあと稜線に出る。薬師岳山荘からは日本海からの強い風が吹き、体感温度が下がるので注意。山頂まで急登が続き、足元に無数の石が転がっているので下りの際は注意。 3日目は、太郎平から雲ノ平を目指す。太郎平小屋から左俣出合までは下りが続く。木道が敷かれていて歩きやすいが、朝方はぬれているのでスリップに注意。途中何回か橋を渡ることになるが、1つ目の橋が不安定になっている。その他の橋も幅が狭いので慎重に。左俣出合から薬師沢小屋までは木道が続く。最後の方は急な下りになる。薬師沢小屋から木道末端までは、まず薬師沢小屋を出てすぐ、吊り橋がある。幅が狭く、足を踏み外すと川に落ちてしまう。吊り橋を渡った直後、垂直に立てかけられている梯子がある。下る際は高度感がある。そこから急登が木道末端まで続く。木が生い茂っている低山のような登りなので、疲労が溜まるだろう。木道末端からアラスカ庭園はやや登りの木道が続く。アラスカ庭園は開けており、花々を見ることができる。アラスカ庭園からは平坦な木道を進んでいき、雲ノ平山荘でサイト場代を払い、15分ほど木道を歩くと雲ノ平キャンプ場に到着する。 4日目は、雲ノ平キャンプ場から日本庭園の分岐までは、最初は木道が続き、日本庭園の分岐の手前は、背丈くらいの木が生えた坂を登っていく。日本庭園の分岐から祖父岳頂上までは急登になっている。1ヶ所雪渓を横切るが、平坦な道なので滑落の危険はない。祖父岳頂上から岩苔乗越までは登りと下りが交互に続く。岩苔乗越からワリモ北分岐までは急登を進み、ワリモ北分岐にザックを置いて水晶岳へピストンで向かう。最初は平坦な道が続くが、水晶岳頂上手前は登りが続き、梯子や狭い道もあるので注意。ワリモ北分岐からワリモ岳までは登りが続く。ワリモ岳頂上をすぎたすぐ後に足場の狭い危険な下りがある。段差が高いので滑落に注意が必要。鷲羽岳頂上までは急登が続く。鷲羽岳頂上から三俣山荘までは急坂を下っていく。石が多く転がっているので転倒に注意。 5日目は、三俣蓮華岳まで緩やかな登りが続き、山頂手前は急登になる。三俣蓮華岳頂上から三俣山荘への分岐までは下りが続く。道幅が狭いので人とすれ違う時は注意。三俣山荘の分岐から黒部五郎小舎までは背丈より高い樹木が茂った道を下る。根っこが多いので足元には注意。急坂である。 6日目は、黒部五郎小舎から黒部五郎岳の肩までは、沢を何度か渡る。雨天時は登山道にも水が流れ込んでくる。黒部五郎岳の肩の手前までは、平坦な広がった道を進んでいく。大きな石が多くあるので、石がぬれているときはスリップに注意。黒部五郎岳の肩の手前は急登になっている。それを登り終えると稜線に出る。黒部五郎岳の肩に着くとそこからは登りになり、少しすると頂上に着く。 7日目は双六岳を越えて、双六小屋に向かう。双六岳頂上から巻道ルートへの分岐までは西から強い風が吹き込んでくる。岩も多いので滑らないように注意。 8日目は、双六小屋から樅沢岳までは登りが続く。南から強い風が吹き込んでくる。樅沢岳から千丈乗越までは何度か細い稜線に出るので、滑落と強い横風に注意。鎖場が何ヶ所かあり、千丈乗越の手前の鎖場は狭い所を横切る。槍ヶ岳山荘の手前は急登をジグザグに進んでいく。槍ヶ岳までは梯子や鎖場があり、高度感もある。下りの際は下り専用の道から下りる。足場を確保するのが難しいところがあるので、鎖をうまく使う必要がある。槍ヶ岳山荘から殺生ヒュッテまでは急坂をジグザグに進む。道幅が狭いので、人とすれ違うときには注意。 9日目は、東鎌尾根が危険になっている。梯子が多く存在し、高さが相当なものもあるので一人ずつ慎重に登るということは言うまでもない。急な岩場が多いので、足場を選びながら慎重に進むべきである。ヒュッテ西岳の手前は急登になっており、鎖場もある。 10日目は、大天井ヒュッテから大天荘までは頂上を避けながら登っていく。道幅が狭いので滑落に注意。大天荘から大天井岳のピストンは岩場を登っていき、5分ほどで到着する。大天荘から喜作レリーフまでは急坂となっている。登りの人が多く通るので下りだとなかなか進めないだろう。道幅が狭いためすれ違う時は注意。喜作レリーフの前に梯子と鎖場がある。稜線を進めば燕山荘に着く。 11日目は、燕岳までピストンでご来光を眺めに行った。頂上は狭く、人が多いときは慎重に動くべきだ。燕山荘から中房温泉までは下りが続く。登りの登山客が多いので、なかなか進むことができない。エアリアに書いてあるコースタイムは短いが早めにサイト場を出発した方がよいだろう。 |