宿

北アルプス縦走

メンバー

CL・気象
SL・装備
EL
会計
医療
記録
黒野 政宏
金原 康平
上野 肇
小川 宏貴
堀田 隆
木下 史也
3回生
2回生
1回生
3回生
2回生
2回生

総観

 今回の合宿は、9 日目、10 日目を除いて全日程晴れというとても恵まれた状況で夏合宿を行うことができた。
 1 日目は一ノ越山荘から雄山・大汝山をピストンで目指す。山荘からの急登を登った先には雄山の休憩所があり、天候が良ければ見事な御来光を望める。雄山から大汝山へは稜線を歩くとすぐである。山荘から五色ヶ原キャンプ場までは、まず緩やかな登りを歩き稜線上に出る。そのまま稜線上を南下し、龍王岳・鬼岳を巻きながら進み、展望の良い獅子岳へと向かう。ザラ峠までの下りは、道幅の狭い急坂になっているため、滑落に注意を払う必要がある。ザラ峠を過ぎた後は、緩やかな登りを歩き、木道が見えてくれば五色ヶ原キャンプ場はすぐそこである。
 2 日目は鳶山までは歩きやすい木道が続く。越中沢岳までの登りは、途中樹林帯の中の木道を歩くことになる。頂上を過ぎると、岩場の多い急坂を下るので注意が必要である。スゴノ頭を越えると、スゴ乗越小屋への最後の急登が見えてくる。
 3 日目は北薬師岳までは終始登りが続き、途中岩が多く落石に注意が必要である。薬師岳までは、ガレた道幅の狭い稜線を歩くことになるので、落石・滑落に注意が必要である。また、日本海側からの強風にも注意が必要である。薬師岳を過ぎると薬師岳山荘までは砂地の下りを歩く。樹林帯の中を下っていくと薬師峠キャンプ場が見えてくる。
 4 日目は薬師峠キャンプ場から太郎山までの間は歩きやすい木道が続く。太郎山を過ぎると、北ノ俣岳までは所々に木道のある登りを歩くことになる。北ノ俣岳から緩やかな下りを歩き、赤木岳を越えると黒部五郎岳への急登が目の前である。石の多い急登を登りきると黒部の肩に出る。黒部の肩から頂上はすぐそこである。黒部五郎岳からの下りはカールの急坂を歩く。カールを下りると平坦な道を歩き、樹林帯の中をしばらく歩くと、黒部五郎小舎が見えてくる。
 5 日目は巻道分岐までは樹林帯の中を歩くことになる。陵線上の道は歩きやすい道になっている。巻道分岐から三俣山荘へのルートの途中には小さな沢を渡る箇所があるが、沢沿いには行かず渡ることになる。濃霧時は先のルートが見えづらくなるため注意が必要である。
 6 日目は鷲羽岳までは石の多い急登を登ることになり、落石に注意を払う必要がある。鷲羽岳山頂では天候が良ければ美しい御来光が見られるであろう。水晶岳付近はガレている上、道幅の狭い道になっているので注意が必要である。
 7 日目は三俣蓮華岳までは登りが続き、巻道分岐を過ぎてからは急登となる。三俣蓮華岳を過ぎてからは歩きやすい稜線上の道を歩くことになる。稜線ルートへの分岐の先にある急坂を下りれば双六小屋はすぐそこである。
   8 日目は縱沢岳へは終始登りが続き、縱沢岳を越えると陵線上の道となる。稜線上の道は道幅が狭くなる箇所もあるので、滑落に注意が必要である。千丈乗越手前の道には、クサリが 2 箇所在るので注意して進む必要がある。千丈乗越を越えると、アップダウンの激しい道幅の狭い道を歩くことになる。最後に整備された急登をしばらく登っていくと槍ヶ岳山荘のヘリポートが見えてくる。
 9 日目は槍ヶ岳山荘から横尾山荘へ下っていく。このルートは槍ヶ岳へと向かう登山客とうまくコミュニケーションをとる必要がある。天狗原分岐までは石の多い下りになるので雨天時は滑りやすく注意が必要である。槍沢ロッジを過ぎると歩きやすい平坦な道となってくる。二の俣・一の俣と二つの橋を渡り、歩きやすい整備された道をしばらく歩くと、横尾山荘はすぐそこである。
10 日目は横尾山荘から梓川を右手に見ながらよく整備された道を歩いていく。雨天時は途中ぬかるみが所々あるので注意が必要である。

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